ペゼナスの町は南仏エロー(Hérault)県(34)にある町だ。13世紀にはじまり、18世紀まで年3回~5回の定期市で栄えた。その当時の定期市としては、北のシャンパーニュ、南のペゼナスと言われたほどだった。15世紀の大商人あのジャック・クール(Jacques Cœur)もモンペリエに店を開いた後、定期市のためにこの町に住んでいた。モンペリエには現在ジャック・クールという市場がある。17世紀の喜劇作家・役者のモリエールもこの町と関係が深い。アルマン・ド・ブルボン公に保護され、劇団を引き連れて地方を巡業していたモリエールは、15世紀以降2世紀以上ペゼナスで開かれていたラングドック三部会の人たちのために1653年に劇団を連れてやってきた。演劇といっても現在のようにオペラ座がいたるところにある時代と違い、上演はすべてプライベートで行われた。ブルボン公がベゼナスに住んでいたのでやってきたのだろう。
町の歴史地区を歩いていると古い建物(14~16世紀)がかなり残っていておもしろい。定期市があったため、ユダヤ人地区もある。それらの建物の1階には小さなブティックが店を並べていて、見て回るだけでも楽しい。町のあらゆるケーキ屋さんで売らているのがパテ・ド・ペゼナス(写真)だ。変な形をしているが、糸巻きの形らしい。パテだから食事の最初に白ワインといっしょに食べるようだが、味は甘くてしょっぱい味だ。食べる時少しあたためろとケーキ屋の女将に言われた。

ça m'a l'air vraiment délicieux !
返信削除Gerald