ホテルを出ると緩やかな坂道の両側に閑静な住宅が並ぶ。名前の通り保養地として知られ、昔は湯地客が訪れたと想像する。バスク地方にある小さな保養地には人影も少なく、夏なのに寂しい感じがする。あのシラノ・ド・ベルジュラックの作者のエドモンド・ロンスタンは、la maison de ses rêves(夢の家)を20世紀の初めにこの町の高台に建てた。ミニヴェルサイユのような庭園があるヴィラ・アルナガは、現在ロンスタンに関する博物館になっている。
夜、町のレストランChanteclerでバスク料理のAxoa de veau(axoaとはバスク語で細かく切った肉をいう。一種の子牛のソテ)を食べた。初めて飲んだバスク産の白ワインは軽くて爽やかだった。
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