Montpellierの発音はモンペリエかモンプリエか?

日本人はMontpellierをモンペリエと大体の人が発音するが、フランス人はモンプリエという人が多い。フランス語の発音の規則からするとモンペリエの方が正しいと思われるが何故だろう。他にもこういう例がある。Auxerre(89)をオーセールと発音したり、オークセールと発音したりす...

2016年8月27日土曜日

長寿なオリーブの木

ガール県(30)にあるローマ時代の水道橋ポン・デュ・ガールの左岸にある3本のオリーブの木は1000年以上生きていると言われる。水道橋が約2000年前に建設されて、ニーム(30)まで水を運んでいた。この3本のオリーブの木は、もともとここに生えていたのではなく、1989年のフランス革命200年祭の時スペインからプレセントされたらしい。今でもちゃんと実がなる。ポン・デュ・ガールの近くには沢山のオリーブ畑があるが、ローマの水道橋とオリーブの木のある白茶けた風景とよくマッチする。

1956年の2月にフランス全土を異常な寒気が襲った。南仏でもエクス・アン・プロヴァンス(13)でマイナス20度まで達した。その時ほとんどのオリーブとブドウの木がやられ、ほとんど全滅した。そのため現在生えているオリーブの木は1956年以降のものだ。しかし、この冷害を逃れたオリーブの木が残っている。この木は比較的暖かかったと思われるロックブルンヌ・カップ・マルタン(06)にある。(写真)

この木は2000年以上生きており、高さが20m、今でもオリーブの実をつける。この木はまたフランスで一番古い木になるかもしれない。2000年前と言えば、ポン・デュ・ガールが建設されたアウグスチヌスの時代でPax romana「ローマの平和」と呼ばれた。

世界にはもっと古いオリーブの木がある。ギリシャのクレタ島のヴヴェスにある木は3000年以上たっているといわれる。そして、今でも実をつける。古代からオリーブオイルの産地として知られるクレタ島ならではの話だ。オリーブの木は病気や山火事に強く、様々な条件さえ整えば長生きする樹木だ。

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