ヨーロッパ中央銀行が4日500€札の発行をやめることを決めた。2019年以降発行されなくなるが、お金としては使えるようだ。
確かにあまり見ない500€だが、外国人だからというだけでなく、ヨーロッパ連合の半分以上の人たちが見たことがない。ではどこで使われているかと言うと、麻薬取引や違法商売などの「汚い」お金や最近指摘された金持ちの税金逃れ、また賄賂などに使われている。普通の人に間違って回ってきても余程高い物を買わなければ使えない。店の人が警戒しなければ。500€が使うお札でなくてただ闇で流通するお金といえる。また、百万ユーロが50€だと重さ22kgになるのに対し、500€では2.2kgになるから、小さなカバンで約1億3000万円が運べるわけだ。
フランだった時、パスカルの顔が載っている500フランでも「おつりがない」と言われてなかなか使えなかったことを覚えているが、それよりずっと大きい500€はなくてもいいかもしれない。ただ、500€の裏の絵が2004年に建設されたミヨー大橋(モンペリエから車で約1時間)なので、なくなるとやや寂しい。
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