一か月忙しかった。ポルトガルに行ったり、バルセロナに行ったり、リヨンに行ったり・・・
ポルトガルではポルトとリスボアに行ったが、概してポルトは豊か、リスボアは貧しいという印象を受けた。言葉はあまり通じなかったが、ポルトガル人は平和的な国民に見えた。 町には変な胡散臭いチンピラは見当たらず、みんな仕事をしていた。案内所のステファンヌに教えられた、ポルトガル最初のレストランは、日本に昔あったバラック風の食堂で、魚や肉のフライをポテトといっしょに出してくれた。値段は非常に安い。家族経営でお父さんと娘さんがサービスをして、お母さんと叔母さん(お母さんの姉妹?)が料理をつくっていた。後でステファンヌも食事にやってきた。
リスボアでは町を沢山走っている三輪車を借りた。運転手はラファエルという名で英語を話した。市内は丘になっていて、坂が多く、観光するのには便利だ。かなりスピードを出して、かって知ったる町を案内してくれた。町の近くを流れるタホ川は川幅がとてつもなく広く海のような印象を受けた。ポルトはドゥーモ川だが小舟が沢山通っていて水も汚い。
ポルトに来る前にあこがれのサンティアまで足を延ばした。期待にはずれ。町は近代的建物が立ち並び、古臭い教会だけが浮いていた。巡礼の時代の高揚は今はない。それでも近くのパラドールの中庭でビールを飲んで静かな時間を過ごした。
もう一つの巡礼地ファティマは、3人の羊飼い(男一人、女二人)が1917年にマリア様を見たという聖地だ。ルルドのように沢山の信者が訪れていた。とても暑い日だった。
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