カタロニアの旗とフランスの国旗が掲げられている町庁舎の手前で車を降りて、教会の方に登っていった。鐘楼はこの辺りでよく見る細い筒型のものだ。人けは全くない。教会の下の粗末な階段のところに太った猫が数匹こちらを見ている。誰かが餌をやるのだろう。アーチがいくつかある狭い階段の道を登ると教会は思った通り閉まっていた。教会の側面を通っていくと元お城のような廃墟があった。壁の間から景色を見るとちょうど正面に雪を頂いたカニグー(2786ⅿ)が見えた。こんなに近くで見たのははじめてだ。降りる途中にお城の中の通路のような道があって下の方に下っていたが、冒険せずに同じ道を下った。
帰りの道、車から振り返ると山の中腹にへばりついたユスの町が西日に輝いていた。『美しい村』の一つ。
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